焙煎喫茶エリュズニール〜ある日の早朝〜
ガルム:「じゃぁこれ、こっちはどうかな?
似合うかい?似合うだろう?似合うよね?」
ディール:「…はいはい。
似合いますよー」
ガルム:「じゃぁ…」
ディール:「だめ」
ガルム:「な、なんでだよぅ!」
ディール:「だめったらだめ。
ほら、さっさと着替えてくださいよ。もうお店開けるんですから」
ガルム:「つ、つめたいっ!
ひどく冷たい対応じゃないか!
もっとちゃんと相手をしてくれよぅ!」
ディール:「…」
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ティタ:「…な、なにやっとんじゃ…あれは…」
リザリア:「なんだかね、昨日ガルムさんが
お店の新コスチュームをいろいろ買い込んできたらしいのだけれど…」
ティタ:「あのヒモみたいのが制服…かや?」
リザリア:「あはは、すごいわよねー実際。
でね、朝からそれをひととおりディールとチェックしていたらしいのよ」
ティタ:「ふぬぅ…ランジェリーパブでももうすこし節操があると思うがのぅ…」
リザリア:「あらら。いまので全部却下のようねぇ」
ティタ:「ま、まぁ、当然じゃろうな。
母上もよかったのぅ。
ひとつまちがえたら我らもあんなカッコで店に立たされるとこじゃった…ぶるぶる 」
リザリア:「あら、残念じゃない?
わたしはちょっと着てみたかったのだけれど」
ティタ:「…」
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ガルム:「い、いったい何が気に入らないんだい?!
ディール!聞いているかい?!
もっとちゃんと見てくれよぅ!ねぇ!ちょっと!!」