決行は2時43分 おやつの時間よりすこし前

白:「センセは油揚げ好きですよね」
紺:「うん」
白:「甘辛く煮たのとただ焼いたの、どっちが好きでしたっけ」
紺:「うん?…んー…。
   どっちかといえば、甘辛いほうかなぁ」
白:「センセって、けっこう甘いもの好きですよね」
紺:「うん?
   ああ、そうかもしれないね」
白:「甘いと言えば、世間一般ではチョコレートが代表的な例にあがります。
   チョコも好き?」
紺:「そうだねぇ。好きなほうかなぁ。
   ああ、なんだか急に食べたくなってきました。
   どれ、棚の奥にひとつくらい残っていたかな。覗いてこよう」
白:「センセ。
   ちょうどここに手頃な大きさのチョコレートがあります」
紺:「ん?そうかい?
   ん?なに?これ、もらっていいの?」
白:「どうぞ」
紺:「じゃ、一緒に食べましょう」
白:「食べましょう」

という流れるように自然な会話を経て、
あくまでもさりげなくブツを譲渡する、壮大かつ綿密、大胆かつ周到な真白の計画